2006-07-01 山居 詩 萩原朔太郎 八月は祈祷、 魚鳥遠くに消え去り、 桔梗《ききよう》いろおとろへ、 しだいにおとろへ、 わが心いたくおとろへ、 悲しみ樹蔭をいでず、 手に聖書は銀となる。 目次に戻る