2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月の更新

自作(感人)の詩を追加 ゲロゲーロ 闇 ひとつの始まり 荒々しくも気高く 遅く起きた昼に 一歩 つれづれ日記 雪壁の町へ(計画) 昨年入った温泉 のび太の名前の由来の木は何の木 新年の歌 詩人の年譜を追加 石川啄木 年譜 宮沢賢治 年譜 山村暮鳥の詩を追加…

帰って来て最初の食事は:仙台

さて、やっと仙台へと帰ってきた。だいぶ旅程を飛ばしたような気がするが、さすがに疲れてきたので起きている気力も減ってきたという所だ。結局朝からおでんしか食べていないので、仙台駅構内をうろつく。旅の浪費の余波か豪勢に牛タンでも食べようと、牛タ…

車内にて:青森

弘前往きの五能線に乗ると、車内は暖房が効いて暖かく、程よく揺られ寝てる間に弘前へと着いた。ここからは特急津軽へと乗り換えて、八戸へと向かう。新幹線よりも大きな窓の列車で景色が良く見える、それに座席もこちらのほうが座り心地が良い。仙台まで帰…

朝の散歩:鰺ヶ沢(4)

目覚ましに起こされ起き上がるが、体がユラユラする。昨日は酒を飲みすぎた。日本酒を一升近く飲んだと思う。酒を飲み過ぎたかどうかというのは、その人がどのぐらい飲むことが出来るのかという量に依存するが、私にとって一升は次の日に残る量である。部屋…

太宰治の疑問:鰺ヶ沢町(3)

さて、私が鰺ヶ沢町に寄るのは、知人がいて用事があっての事である。太宰治はこの鰺ヶ沢町で降りて、3ページであるが文章を残している。そして太宰の文章を読むと、鰺ヶ沢の地名の由来が疑問として残っており、いや太宰治の疑問が残っているのではなくて、…

太宰治の津軽について:鰺ヶ沢町(2)

今回の旅では、太宰治の紀行文「津軽 (新潮文庫)」を持参して読んでいる。このとき太宰治は36歳で、「走れメロス (新潮文庫)」など多くの有名の作品を出し心身ともに健康であった時期の作品である。故郷の津軽地方を旅行して津軽の風土について語るととも…

車内にて:鰺ヶ沢町(1)

私はいつも、列車のことを、電車と言ってしまっている。仙台周辺や、東京に出張したときなどはそれでいいのだろうが、ここいらへんでは事情が違う。夕方の飲み会のときに何回も指摘さてしまったのだが、五能線は電車ではないのである。つまりパンタグラフは…

不老不死温泉:深浦町

目的の艫作駅に着く(「へなし」と読みます)、おそらく初めての人は誰も読めないでしょう。ここに、青森県、いや東北を代表する一つの温泉がある、その名は不老不死温泉。以前に書きましたが、露天風呂の前に、海が目の前まで迫り、大きな夕日が涙を流して…

車内にて:八森町

まばらな民家の中を電車がひた走っている。雪原の寂しい風景には、なぜか「グリーン・グリーン」の曲がよく似合う。秋田音頭の「八森ハタハタ」で有名な、八森町の駅舎にて電車を待つ。もちろん無人駅であるが、ストーブが焚かれているので暖かい。これから…

秋田市民広場:秋田市(3)

秋田にて夜を過ごし、観光案内パンフなどをながめていたが、近くに赤れんが郷土館があるとの事なので、朝からそこへと向かう。ここは、旧秋田銀行本店であり、赤レンガの美しい建物で国の重要文化財に指定されている。郷土館には、秋田の歴史・民俗・美術工…

平野政吉美術館:秋田市(2)

美術館の沿革「平野政吉は大地主の長男として秋田市に生まれ、若い頃は画家志望でもあり、美術への愛着は強く生涯を通じて美術品収集を行いました。特にフランスを中心に活躍した藤田嗣治とは交友もあり、貴重な代表作を所有しました。それらの作品を中心に…

車内にて:秋田市(1)

電車にて横手から秋田へと向かう。秋田の二つ前の駅、出発しようと笛が鳴るが、一両目の一番前の扉が雪のため閉まらない。運転手がブザーをならすと、駅員さんか車掌さんかが駆けつけて来て、下敷きのような薄いプレートで、ドアと車体の間の隙間の雪をガサ…

横手焼きそば:横手市(4)

横手は焼きそばで有名である。焼きそばなど、はっきり言って何も珍しくないが、名物と言われるのだから特徴があるのであろうと、試してみるとこにする。駅前の七兵衛という店に入り、横手焼きそばのセットを頼む。そして横手焼きそばのうんちくを読む。 戦後…

横手城へと歩く:横手市(3)

当てが外れ時間が余ったので、観光名所の横手城へと向かう。市役所の前の公園では、2月の祭りに向けてかまくらを作っているようで、3mぐらい雪が盛り付けてある。ただし、中身が空いてないので入れない。横手城はその昔朝倉城といい、鎌倉以来威名を遠近…

歴史について:横手市(2)

横手に着き、重たい荷物をコインロッカーに入れて外に出る。もちろんここでもうっすらと雪が降っている。雪の積もり方は大曲より横手のほうが多い、駅前の建物の屋根に5人ぐらいが上り、雪下ろしをしている姿が見受けられる。ロータリーには「北国のメルヘ…

車内にて:横手市(1)

大曲から横手へと向かうので、新庄行きの列車に乗り込む。どうもここら辺の路線図はよくわからず、なぜ新庄行きに乗るのかわからない。新庄は山形県の北側に位置し、山形新幹線の駅でもあったはずである。調べてみると、新庄からは、南には山形行き列車が、…

雪を見に行く:大曲市

仕事の帰り道からすでに、私の旅は始まっていた。岩手町から盛岡へと走るIGR(いわて銀河鉄道)中では、始めは先輩と仕事の話をしていたのだが、なぜか途中からは不老不死温泉の話へと進んでいた。そこは露天風呂の前に、海が目の前まで迫り、大きな夕日…

ゲロゲーロ

お腰が痛む 4日間出張を続け 明日は5日目だ 顔を付け合せた部長は 1点に辟易《へきえき》して 私の腰はギリギリする △と×の差は大きい ビジネスホテルのベットの上で 足は正座をしたまま 両手を前に出してうずくまり アラーへといかぬまでも 枕を抱えてカ…

薄暮

大キナ芭蕉《ばしょう》ノ葉ノウヘニ 唖《あ》ノカヘルガ一ピキ オ月様ヲムカヘニデタトコロ ――オバンニナリマシタ

光明頌栄

主は讃むべきかな 土からはひでた蛆虫《うじむし》のおどろき 主は讃むべきかな 土からはひでた蛆虫のよろこび 主は讃むべきかな 土からはひでた蛆虫のなみだ そらのあをさにかぎりはない 天《あま》つ日のひかりのなかを これからどこへ行かうとするのか 蛆…

シミツイタ痛ミハ 雪ニニジンデトケナイ (2005.1.17)

ひとつの始まり

もう 望み無きこと、悲しみを願う。 夢に見るべき幸せも描けず 草原を走った思い出すらもない。 家族と撮った幼年時の写真は 安いフライパンの上で残らず焼けた。 これが世界 これが未来 世界の始まりは絶望であると考える。 何も無きこと、それはすべてがあ…

昨年入った温泉

一昨年に体を悪くして以来、温泉にはとてもよくお世話になっている。以下は去年温泉の一覧です。まだまだこれからですね。車が無いので秋田方面には足が伸びませんが、今年も温泉の旅へと出かけて行きます。1月には、福島県の要田温泉と磐梯熱海温泉に入っ…

雪壁の町へ(計画)

昨年は例年に比べて暖かく暖冬ではないかとの事だったが、年末あたりから徐々に空気が冷たくなり雪が降り始め、今日もまた空には雪が舞っている。しかし、東北地域の平野部には意外と雪が積もらず、雪が積もるのは、奥羽山脈沿いの福島の会津、秋田の横手・…

宮沢賢治の年譜

明治29年 岩手県稗貫郡里川口村(現花巻市)に、質・古着商を営む父政次郎、母イチの長男として生まれる。仏教篤信の家庭で幼時より経文を唱える。 明治31年 妹トシ出生。 明治36年 花巻川口尋常高等小学校に入学。童話を好み、鉱物、植物、昆虫採集、…

荒々しくも気高く

手の平を太陽にかざし 血潮を感じる僕ら 枝端を雪上(切情)にさらし 冬芽を宿す彼ら インクの粘性を溶き 白線に時を書きゆける私 目尻につたう物を見 声をはらし地を走る僕ら 根を巌《いわお》に張り居《きょ》す 雷《らい》に割《さ》け霜に軋《きし》む彼…

遅くおきた昼に

おそよーございます 真ん中に昇った太陽に 乾いて白い空に おそよーございます 部屋に住んでる鉢植えに 日の光を受けたカーテンに 酒瓶が転がっています ごめんなさい昨日も飲みました 一昨日は店で飲みました 今日も友と飲みます 昔はビールが少ししか飲め…

石川啄木の年譜

明治19年 岩手県南岩手郡日戸村(現玉山村)で、曹洞宗常光寺の住職である父一禎と母かつの間に、二人の姉を持つ長男とて生まれる。本名一《はじめ》。 明治20年 父が北岩手郡渋民村(現玉山村)宝徳寺の住職となり転居する。 明治24年 渋民村尋常小学…

一歩

後《のち》の彼の日記を読むと その日大学屋上のフェンスを越え 空と建物の境界へと立ったが 私には自殺のための一歩が欠けている そう記《しる》してあった。 毎年遺書のような言葉を書き 死に場所を探し、生まれてきたような場所を探し 私は冬に臨《のぞ》…

のび太の名前の由来の木は何の木

来年にはドラえもんの声の人達が変わるということで、友人と一緒に大晦日はドラえもんを見ていました。その中の話「ぼくの生まれた日」では「のび太」の名前の由来が語られていました。 「のび太」の名前は、病院に植えてある木を見たパパが、木のように伸び…