2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

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このサイトについて 詩人の紹介及び詩の掲載を行っています。 詩人の名前から詩を探す場合は、左<メニュー>「詩の紹介」から、詩のタイトルから探す場合は、右<日記の検索(一覧)>をご活用下さい。(詳細) リンクはご自由にどうぞ。 4月の更新 つれづ…

梢の巣にて(3)〜高原の風景より〜

<梢の巣にて(2)から| 梢には小鳥の巣がある 鳥はなぜ、あのような、揺れの激しい木の上に巣を作るのでしょうか。 私が見ている間、鳥は姿を現しませんでしたが、それはその巣の鳥が本日留守なのか、それともその巣が今現在使われていないのか、あるいは…

梢の巣にて(2)〜高原の風景より〜

<梢の巣にて(1)から| 樹の上の鳥の巣 私はそのまま、木々の背が高くなっていく先へと急ぎました。森は相変わらず、荒れた褐色の肌をさらして、飄々とたたずんでいます。 すると、あるところで、辺りの見晴らしがよくなり、遠くの山が見えるようになりま…

梢の巣にて(1)〜高原の風景より〜

雪解けの高原へ 街の公園で、桜の花がほころび始めても、高原の林ではまだ風が吹きすさんでいるものです。私は3月の終わり頃に、雪の解けた森を散策しようと、長野の高原に出かけました。 ゆっくりと、一呼吸一歩−これは山登りの時の呼吸ですが、私はそのぐ…

詩にどう向き合っているかについて

私の詩というのは、道ばたに数多くある草花のひとつだったり、幾年経っても変わらないような田舎の村だったりと、都会で暮らす多くの人にとっては取るに足らないものかもしれません。 しかし、私はこの世界で本当に大切なこととは、野原で見つけた花が優しさ…

山村暮鳥の年譜

明治17年 群馬県西群馬郡穂高村(現群馬町)に、農業を営む木暮久七、志村シヤウの長男として生まれる。父は志村家に婿入りしていたが、入籍されていなかったため、暮鳥は祖父の次男志村八九十として届けられた。 明治22年 父は祖父の確執のため家を出て…