2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

かなしくなったときは(6)〜詩の鑑賞〜

<かなしくなったときは(6)から|(この鑑賞については、私の主観に基づくものであることを始めに断っておきます。) 海を見にゆく この詩の冒頭の4節は、「どういう時に海を見に行くか」を伝えています。それは古本屋の帰りであり、こころ貧しい朝であ…

かなしくなったときは(5)〜詩は何を語るのか〜

<かなしくなったときは(4)から| 会社にて 私はその翌日の会社の昼休みに、日本歌曲コンクールのことを話し、その歌曲の中で感動した詩が一つあったことを話題にしました(詩に興味を持つ人が増えれば良いのでが)。すると、同僚の一人がその話に興味を…

かなしくなったときは(4)〜かなしくなったときは〜

<かなしくなったときは(3)から| かなしくなったときは そのようにして聞いていた中で、記憶に残ることになったのは、寺山修司の詩の「かなしくなったときは」という歌曲でした。この詩については、大中恩と言う人が作曲を行っています。 実のところ、私…

かなしくなったときは(3)〜日本歌曲〜

<かなしくなったときは(2)から| 日本歌曲 奏楽堂の中の舞台では、ピアノの演奏がされていて、そのピアノの脇の舞台中央では、男の人があまり聞き慣れない発声で歌を独唱していました。それは、クラシック曲の独唱部分やオペラの歌唱部分の歌い方に似て…

かなしくなったときは(2)〜奏楽堂〜

<かなしくなったときは(1)から| 旧東京音楽学校奏楽堂 最近、上野公園での私のお気に入りは、少し前の日記に書いた「旧東京音楽学校奏楽堂」の日曜コンサートを聞くことです。それから私は、動物園前のピザ屋で一番安いチーズのピザにケチャップを乗せ…

かなしくなったときは(1)〜休日〜

休日のぶらつき先は GWも暦通りに終わり、私はまたもとの仕事に追われる昼と、詩と文章を推敲する静かな夜に戻りました。そして、休日もまた同じように、私はその夜の秘密の営みを太陽の下にまで押し広げて、こうして何かを書いていたりするわけです。 で…