2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

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このサイトについて 詩人の紹介及び詩の掲載を行っています。 詩人の名前から詩を探す場合は、左<メニュー>「詩の紹介」から、詩のタイトルから探す場合は、右<日記の検索(一覧)>をご活用下さい。(詳細) リンクはご自由にどうぞ。 3月の更新 感人の…

上野散歩〜旧東京音楽学校奏楽堂〜(4)

<(3)から| 楽器について しかし考えてみると、楽器というのは実に不思議な物です。もちろんその時々かも知れませんが、音楽は、空気や水のように自然に体の中に入ってきて、そのリズムが人の心を軽やかな気持ちに変えてくれます。 もちろん私は詩を詠み…

上野散歩〜旧東京音楽学校奏楽堂〜(3)

<(2)から| 旧東京音楽学校奏楽堂 古びた建物は、どこか親しさを感じさせるものです。建物入口の掲示板を見ると「日曜コンサート開演:2時・3時」との案内がありました。そこは、「旧東京音楽学校奏楽堂」という名称の施設で、かつての東京音楽学校(…

上野散歩〜旧東京音楽学校奏楽堂〜(2)

<(1)から| 上野の駅に降りて 人はこういう時、どういう所に出かけるのでしょうか。 私に少しのお金の余裕があれば、私は高原に出かけ、何もかもが爽やかな風に変わっていこうとする林の中を何処までも歩き、もし春であれば、私がまだ見つけた事のない山…

上野散歩〜旧東京音楽学校奏楽堂〜(1)

春の気配 草むらで集って声を上げているスズメ達、新鮮な大気の露を身に宿している花のつぼみ、枯色の枝からキャベツの様な葉を広げようとしているアジサイの芽ぐみ、私の心にも春の気配(けはい)が感じられるようになりました。気配(けはい)という漢字は…

お宿

沿線の芝生の上に スズメの宿があるという まるっこいお腹を ちよちよさせて 本当ですか スズメが芝生で寝ていたなんて (2006.3.10)-(3.17)

種まき

スズメが草むらをつついています いったい 何が採れるのでしょうか それとも何か 植えているのですか きっと 花畑になるでしょう (2006.3.10)-(3.17)

詩のpickup(生い立ち・人生について)

山村暮鳥さんの詩の中から、生い立ち・人生について語った詩を数点選びました。 ふるさと(なんといふ記憶だらう これがあの大きな山のふところで) 自序 (大正7年 詩集「風は草木にささやいた」序文)(或る日、自分は癇癪的発作のために打倒された。而も…

詩のpickup(人間の強さについて)

山村暮鳥さんの詩人としての道は、美、宗教、そして自然へと連なっていきましたが、その全ての詩は人間の強さを信じ、万物に対して赤裸々に人間の力を表現したものとして紡がれています。 ここでは山村暮鳥さんの詩の中から、人間の強さについて語った詩を数…

ハコベ

春は 花壇のはしから―― まだ咲かない 植えられた苗の脇で 5対《ごつい》の 短い花弁《はなびら》を咲かせる 私が見ていたのは 淡い壁 胸を塞いだ噴水 白い 猫が横切る 生まれたとき 何を思ったかなんて いつの日に 歩き始めたかなんて 柔らかな土の先で そ…

雪の上の足跡

このページでは、文学館・記念館の紹介と、私が感じた詩の風景を紹介していきます。 部屋の中で一人、詩の言葉に耳を傾けるのも良いのですが、詩人が過ごした土地を尋ねたり、季節の中にある自然の風景を歩いたりすると、ふと詩の情景や詩人の生き方などが感…

詩のpickup

見出し14.詩のpickup については、以下の内容でまとめます。 【見出し】以下の4つを中心とします。 *[○○(人名)][pickup] 詩のpickup(生い立ち・人生について) *[○○(人名)][pickup] 詩のpickup(家族・友人について) *[○○(人名)][pickup] 詩のpi…

詩のpickup(家族・友人について)

山村暮鳥さんの詩の中から、家族・友人に関する詩を数点選びました。 家族について 朝朝のスープ(或る朝、珍しいスープがでた それをはこぶ妻の手もとは震へてゐた) 家族(子どもを見ると 子どもはしつかりその母に獅噛みついてゐる) 父上のおん手の詩(…