雑記

福岡・熊本3泊4日の出張に出かけて来た。九州に上陸するのは今回が初めてとあって、多少期待していたのだが、いかんせん出張ということもあって、何の観光も出来ずに家に帰宅した所である。出張で行なう業務そのものは私の担当する仕事ではなく、出張に行くはずの一人が都合悪くなったということで、急きょ私に業務の補助が回ってきた。内容も理解せずに引き受けるのはどうかと思うのだが、別に聞いたからといって断れるものでもないので手持ち無沙汰に出かけることとなった。
だいだいどんな出張であっても、3泊4日もあれば史跡などを見学する時間はあるだろうと思って楽しみにはしていただのが、実際のところかなりハードな書類の審査とあって、朝からスケジュールが固定的に決められており、また、時間内に終わらないので夜の時間を延長して審査を続けるという有様。最終日の結果報告も時間通りに終わらないので帰りの飛行機の時間を変更して延ばすという悲しい状態だった。よって、3月まで東北にいた人間がはるばる九州まで出かけたのに、埼玉で見るのと何も変わらないようなオフィス街の風景しか記憶に残っていない。酷く残念だ。
そんな中で、仕事先の人と昼食会(会議室で弁当)で九州の話を聞いた。九州はなんと人口が1300万人もいるとのことだった。東北は確か900万人ぐらいだったはず。東北として九州は、地方の規模としてライバル的なところがあるのだが、どうも全然及ばないようである。地形を見ても、東北が縦に細長いのに対して、九州はふっくらしていて、平野も多そうだった。面積的にも広いのだろう。
他に、博多から熊本まで特急に乗って風景を観察した。車窓からの風景は40分ぐらいすると田畑が広がるようになる。これは特に東北と変わらないと思うのだが、人が住んでいそうな気配の田園風景が続いており、誰も住んでいないような荒涼として景色を見ることはなかった。ここら辺においても、東北との違いがある。仙台から新幹線で30分程北に走ると、寂しげな荒涼とした景色が始まる。そのように感じさせるのは、雪の影響を受けるから、あるいは植生のせいかもしれない。博多の街中にもやはり、東北には無いクスノキの大木が何本か茂っていた。クスノキは関東以南で見られる木である。
そんな出張の中、少しでも何かを取り戻そうと、馬刺し、博多ラーメン、屋台の長浜ラーメン熊本ラーメン等を食べては来た。酒は一緒に行った人達があまり飲まないので、ほとんど飲んでいない。次回は旅行でじっくり出かけたいものである。九州には友人もいることですし。