2005-05-19から1日間の記事一覧
まつばが こぼれていた この松葉をもっていってならべよう 目次に戻る ルビは《》で示した。 底本:「定本 八木重吉」彌生書房(平成5年)
にこにこ 遊びたくなった ひとつ 花をください もって あそぶんです 目次に戻る
おみなへし おみなへし 水のようなうたをうたおうか おまへのそばであそびたくなった 目次に戻る
つまらないからつったっていたら 雲が すこしうごいたので わたしも くらんとあたまをうごかした 目次に戻る
ひかりを呼ぼう ひかりをつつむものをほころばそう こぼれてくるひかりをうけよう 目次に戻る
うつくしくなると いったん人はとおのいてみえる もっとうつくしくなると かがやいてちかづいてくる 目次に戻る
電気が消えた お手手ないない お手手ないないって もも子がむちゅうで両手をふりだした 死んじまうようなきがしたんだ 手がないとおもったんだ 目次に戻る
雨をみてると おどりたくなる 花をかついでうたをうたおう 目次に戻る
一九二五年(大正十四年)九月十二日編 目次 雨 手 うつくしき わたし ひかり 雲 花とあそぶ 花 松葉 愛着の詩篇よ、愛着の詩篇よ、わたしはよい秋にであった。そしておまえ等がするするとうまれた。