萩原君の詩はおおよそ独特なものだ。その独特さに共通した心緒を持つ故田中恭吉がその挿画を完成しないで逝いたのは遺憾なことだ。ただその画稿が残っていたことがせめてもの幸いでした。彼の最後の手紙に 「私はとうてい筆をとれない私の熱四十度を今二三度…
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