朔太郎兄 私の肉体の分解が遠くないという予覚が私の手を着実に働かせてくれました。兄の詩集の上梓《じょうし》されるころ私の影がどこにあるかと思うさえ微笑されるのです。 私はまず思っただけの仕事を仕上げました。この一年は貴重な付加でした。 いろん…
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