2006-01-29 風は草木にささやいた(1) 詩集 山村暮鳥 目次*1 人間の勝利 自序 Ⅰ 穀物の種子 彼等は善い友達である 父上のおん手の詩 或る朝の詩 曲つた木 ランプ 夜の詩 遙にこの大都会を感ずる 何処へ行くのか 梢には小鳥の巣がある 春 Ⅱ 万物節 種子はさへづる 或る雨後のあしたの詩 十字街の詩 ポプラの詩 風の方向がかはつた 翼 針 としよつた農夫は斯う言つた よい日の詩 朝朝のスープ 或る時 Ⅲ 其処に何がある 憂鬱な大起重機の詩 耳をもつ者に聞かせる詩 人間に与へる詩 わすれられてゐるものについて 寝てゐる人間について 子どもは泣く Ⅳ 人間の午後 雨の詩 荷車の詩 歓楽の詩 海の詩 ザボンの詩 此処で人間は大きくなるのだ 郊外にて 波だてる麦畑の詩 刈りとられる麦麦の詩 都会にての詩 大鉞 一本のゴールデン・バツト 記憶について 収穫の時 くだもの Ⅴ キリストに与へる詩 或る淫売婦におくる詩 溺死者の妻におくる詩 大きな腕の詩 先駆者の詩 此の書を祖国のひとびとにおくる なんぢはなんぢの面に汗して生くべし *1:文字数制限の関係から、Ⅰ章からⅤ章までを(1)、Ⅵ章からⅩ章までを(2)とした。