2005-11-02 狐のわざ 詩 島崎藤村 庭にかくるゝ小狐の 人なきときに夜《よる》いでゝ 秋の葡萄の樹の影に しのびてぬすむつゆのふさ 恋は狐にあらねども 君は葡萄にあらねども 人しれずこそ忍びいで 君をぬすめる吾《わが》心 目次に戻る